マンション管理士の中古の講座は有益か無益か
危険な勉強法とは?
マンション管理士の講座は、歴史的にはまだたいしたことはありません。
この資格が登場してからまだ20年と経っていないので、それは仕方がないのですが……しかし。
歴史が浅いにもかかわらず、この資格の存在感はかなりのレベルに達しています。
不動産関係の資格もいろいろですが、その中で占めるポジションは、相当にいい位置です。
その影響によるのでしょうが、マンション管理士の講座の教材が、中古市場やオークション市場によく出回るようになりました。
テキストや問題集を中心に、CDやDVD等も当たり前のように販売されている時代に入っているのです。
それでは、これらの古い教材を安く買い求めて、低コストでの勉強と合格を目指すのはいいアイデアでしょうか?
残念ながら、決してそんなことはありません。
1年以上前の講座で使われていた中古の教材で勉強するのは、危険を伴う行為だからです。
どんな危険があるのでしょうか?
それは、正しい勉強ができなくなる危険性です。
古い講座の教材は使わないこと
マンション管理士の内容も、年々少しずつ変化しています。
受験対策をしたいなら、前の年の試験の内容はとても重要ですね。
しかし、古い講座の教材をずっと使っていたら前年の試験の特徴をつかむことはできません。
それにマンション管理士の受験では、法律にかかわる分野があることに注意してください。
法律は毎年確実に変わっています。
そこを踏まえて勉強しないとうまく問題を解けなくなってしまうのです。
オークションサイトや中古市場で、マンション管理士の安い教材を見かけたらついオーダーしてしまいたくなるかもしれません。
しかしそれは不合格につながりかねない振る舞いです。
興味がある教材について、中身を確かめるつもりで買うくらいならかまわないでしょうが、それをいつまでも使い続けることは危険ですね。